下水道管内部分補強工事

多彩な先進技術を駆使して都市生活のインフラを支えます。

美しく快適な都市生活に不可欠な下水道施設。地球環境を守る上でも重要な役割を果たしており、人々の暮らしの見えないところでも、オオブユニティの先進技術が活躍しています。


FRP内面補強工法


管径150~700㎜の下水道管路のあらゆる不良箇所を安全、安心、確実に修繕・改築。損傷した管渠の延命化、長寿命化を実現します。また、管径100~200㎜に対応した「取付管ライニング工事(FRP光硬化工法)」も可能です。

内面補強工法(本管部・取付菅接合部)


内面補強工法(本管部・取付菅接合部)の図

※工法は、(公財)日本下水道新技術機構技術審査証明を取得しています。

FRP内面補強工法(熱硬化・光硬化)

本工法は、補強繊維(BF・BMマット等)にビニル工ステル樹脂を含浸(現場または工場)した補修材を施工機に装着し、TV力メラで補修箇所に設置後、 空気圧により施工機(スリーブ)を拡径し補修材を既設管に圧着した状態で硬化(熱硬化・光硬化)させ強固なFRP管を形成する内面補強工法です。

特長
  1. 修繕する目的により、補修材を選択することができる。標準(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・更生管対応一体型)
  2. ビニル工ステル樹脂・耐酸ガラス繊維の使用により優れた耐食性を有する。耐薬品性・耐ストレインコロージョン性を有する。(JSWAS K-2、JIS K 7034)
  3. 補修材は、日本下水道事業団の防食シートライニングD種の品質規格適合材です。
  4. 管きょの損傷、不良不適箇所の止水・補強対策ができ、高強度で耐久性に優れた補修材です。
  5. 外水圧、内水圧に耐える強度を有する。(φ150~φ1500) 外水圧0.08MPa、内水圧0.05MPaの耐水圧。
  6. 耐高圧洗浄性は15MPaで剥離・破損が見られない。
  7. 耐摩耗性能はJIS A 1452に準拠し、JSWAS K-1「下水道用硬質塩化ビニル管」と同等以上の耐摩耗性を有する。
  8. 管きょの流下能力を損なわない。補修材の粗度係数は、下水道用塩ビ管と同等のため既設管流下能力を保持する。
  9. 施工性に優れ経済的です。施工装置はコンパクトで、1箇所あたりの施工時問が短く経済的です。

FRPます更生工(熱硬化・光硬化)

本工法はFRP標準材料(BF、BMマット)の使用により、汚水ますを内面被覆により修繕・改築し、高強度で耐久性に優れたFRPますに更生する工法です。

特長
  1. 更生材は、FRP内面補強工法で(公財)日本下水道新技術機構で技術審査証明を取得している材料(BF/BM)で、耐食性・耐久性に優れた高強度更生材です。
  2. 更生材は、インバート部・取付管管口部・側塊部が一度の施工で一体化するため、浸入水・木根の侵入が確実に防止できます。
  3. 更生材は、日本下水道事業団の防食シートライニングD種の品質規格適合材です。
  4. 自由なインバート形状に対応できる更生材・施工方法です。
  5. 更生する目的に対応し、改築・修繕することができます。
  6. 施工装置がコンパクトで施工でき、開削工事による騒音・振動・交通支障等が防止できます。
  7. 既設ますにBM材使用で内面被覆されたますは、新品ますの強度以上が確保できます。

施工例


施工前


施工中


施工後


取付管更生工法


取付菅更生工法の図

※工法は、(公財)日本下水道新技術機構技術審査証明を取得しています。

FRP光硬化取付管ライニング工法

本工法は、耐酸性ガラス繊維編物に光硬化性樹脂を工場含浸したFRP取付管ライナーを施工機の収納ドラムに装着、既設ますより取付管内に反転または押し込み挿入しライナー内部を光硬化装置(UVトレイン)の先端部TV力メラで異常の有無を確認後、UVランプを点灯して先端部より牽引し、ライナー全体を光硬化させ強固なFRP管を形成する工法です。
(塩ビ管、Z管にも施工可能)

特長
  1. FRP取付管ライナーは、光(紫外線)照射による硬化工法のため、硬化が早く経済的で既設管きょ内で確実に硬化する。
  2. FRP取付管ライナーは、耐食性に優れたビニル工ステル樹脂、耐酸ガラス繊維を使用していて、耐薬品性能および長期耐ストレインコロージョン性を有する。
  3. 補強繊維編物は、既設取付管の曲がり部等に追従性の高い編み方でシワ等の発生が極めて少ない更生材です。
  4. 光硬化装置(UVトレイン)にTV力メラを装備していて、硬化前のライナーの異常の有無を確認できる。
  5. UVトレインに温度センサーが装備されていて、硬化時の温度を自動計測して安全管理をすると共に、記録計により施工硬化管理記録を自動プリントして硬化管理ができる。
  6. 施工装置がコンパクトで作業帯が小さく施工できる。